バリのデンパサール空港で経験した「恐ろしい税関検査」

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数年前に私が受けた恐ろしい「税関検査」の話をします。

 

バリ島について、入国審査が終わると、次は税関検査になります。

 

何も無ければ、税関申告書を渡して、スーツケースをX線に通して終わりです。

 

よく日本のTV番組で、海外の空港の税関で、荷物の検査をすると、持ち込んではいけないものが見つかったり、麻薬などを持ち込もうとして身柄を拘束されると、いった場面を見かけることがあります。

 

でも、そういう人はいかにも挙動不審で怪しいですよね。

 

まさか自分がそのような検査をされる立場になるとは思ってもみなかったです。

 

ある時、バリの仕事で行く時に、スーツケースの中に商品のサンプルを入れていました。

 

そして X 線検査で、「これは何だ?中身を見せなさい」と言われてスーツケースを開けて見せました。

 

その当時、バリ島ではお金欲しさのために、そういったことをして、何かと言いがかりをつけて、賄賂を請求するというようなことがあると聞いたことがあったので、それかなとも思いました。

 

カタコトの英語で、「商品のサンプルです」という説明をしました。

 

そして、その後に違う人もやってきて、警察が指紋取る時に使うようなモノで、 私の指を拭いて立ち去っていきました。

 

「何やってるの?」と思いましたが、聞く暇もありませんでした。

 

そして、「少し待っていなさい」と言われ、その場で待っていました。

 

そしたら、さっきの人が戻ってきて、
「薬の反応が出た」というようなことを言われ、びっくりしました。

 

もちろん、怪しいことは一切していないし、タバコも吸わないので、ありえないと思いましたが、「別室に来い!」と言われたので、身柄拘束されてしまう恐怖のを感じながら付いて行きました。

 

そこは、個室で、税関の検査官と二人っきりで対面で座り、パスポートを詳しく見られ、何のためにバリ島に来たかなどを聞かれました。

 

しばらく色々聞かれて、英語で説明していたのですが、カタコトの英語なので、あまり通じていませんでした。

 

そうこうしていると、部屋に別の人が入ってきました。

 

私は英語がほとんど喋れなく意思疎通ができなかったので、このまま警察に連れて行かれるのではないかと思い、すごくドキドキしていました。

 

そして、その人に言われました。

 

「さっきの指の検査結果は間違いだった」
と言われました。

 

「えっ、間違いって何???・・・」
っていう状態でした。

 

しかし、誤解が解けてホッとしました。

 

そして、検査も終わって解放されるのかと思いきや

 

「そのウエストポーチの中身を見せなさい!」と言われました。

 

ウエストポーチの中には仕事用のお金50万円が入っていてました。

 

なにかと理屈をつけられお金を取られるんじゃないかと心配で、出来れば封筒に入ったお金はを見つけられたくなかったのですが、全部出すように言われ、とうとう封筒も見つかり調べられることになりました。

 

封筒に入った一万円札を、ゆっくりと声を出しながら、一枚一枚数えられ、机の上に置いていかれます。

 

私としては何も悪いことしてないんですが、すごく悪いことをしている感じがして、ドキドキしていました。

 

「このお金は、何かと理由をつけて没収されるのではないか?」

 

「よくわからない容疑で身柄を拘束されるのではないか?」

 

という恐怖がありました。

 

そして全てチェックが終わりました。

 

何を言われるかドキドキしていたら、

 

「特に問題はないから、もう部屋から出て行っていいよ」

 

と言われ、

 

ほっとしたのと、腹が立ったのと、複雑な思いでした。。

 

今でこそ、スマホがあれば英語やインドネシア語に翻訳してきちっとした説明ができるのですが、その当時は、まだ携帯の時代でそういうことをすることもできませんでした。

 

それ以来、海外に行くときは、日本で Wi-Fi ルーターをレンタルし、空港や入国審査や税関審査で何かあっても対応できるように、ネットがつながるようにしています。

 

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